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実は消えやすくなった?デジタル化の弊害

プリントして保存してみよう

最も安全な保存方法はプリントして保存することです。
紙のメディアというのは、意外と頑丈です。
もちろんポケットに入れてクシャクシャになってしまう、さらに言えばそのまま洗濯してしまうなんていうリスクがないわけではありません。
或いは間違って古紙回収に出してしまう、なんてこともあるかもしれません。
しかし大切に保管しておけば、そんなことはそうそう起こらないでしょう。

紙の頑丈さは歴史が証明しています。
例えば奈良の正倉院には奈良朝のころの紙が保存されていますし、平安初期のアーティスト・空海の書いた風信帖も原本が残っています。

ただし紙に残すときには注意が必要です。
それは日光に当てないこと。
インクに含まれている色素分子の一部は、太陽光に含まれる紫外線によって分解されます。
特に黄色のジアゾイエロー分子内のアゾ結合不安定なので要注意です。
壁に貼って飾るときは、もう一枚用意するようにしましょう。

アルバム作りを楽しもう

今や、撮った写真をアルバムにして保存する機会はめっきり減りました。
アルバムを作るのは、それこそ卒業アルバムくらいになってしまっているのではないでしょうか。

しかし、アルバムというのは失われてしまうのは非常に惜しいものです。
アルバムを開くと、当時のことが鮮明に思い出されるという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
パソコンの画面で見る写真よりも不思議と懐かしさがこみあげてくるものです。
その理由の一つは「ページをめくる」という動作が、頭の中で記憶の糸を手繰る動作とシンクロするからでしょうか。
もう一つは、手書きの文字が添えられているからではないでしょうか。
手書きの文字には、文字として書かれている以上の情報を、例えば書き手の気持ちや当時の状況を読む者に教えてくれます。
アルバムを作成するときは、是非自らの手で書いて見てください。
きっと十年後、二十年後に価値のあるものになるはずです。


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